この前、マムシに噛まれた小次郎は、幸い、
行き届いた手当てをしてもらったおかげで、
すっかり元気を取り戻している。
そんな小次郎を連れて、今日は市場調査に出掛けた。
市場調査・・・何だか小むずかしそうな言葉だけれど、
どうってことはない。
あちらこちらで、もんじゃ、お好み焼などを食べて、
今後のウチの店の味つけや、メニューの参考にする。
時流に合った嗜好を捉え、対応するために、こうした
リサーチ活動は欠かせない・・・な~んちゃってネ。
と言うわけで、とある老舗のお好み焼屋さんへ。
ここは、ねぎ焼という名前で、いろいろな具を使ったメニューがある。
ねぎ焼と聞くと、牛すじとコンニャクを煮込んだ具とたっぷりの青ねぎ、
そして生姜・・・と思ってたけど・・・
●豚玉
●いか玉
●ミックス
●デラックス
とメニューに書かれている。
よし!やっぱり豚玉だよ。
そうだね。豚玉は王道だよね。
アレ?ねぎ焼じゃない豚玉もあるよ。
普通の豚玉は、定番のお好み焼だよ、きっと。
じゃ、俺、それにする。
バカだね、小次郎。普通の食べてどうすんのよ。
いいじゃん。早く頼もうよ。
わたしは、人選をミスったなぁ、と後悔しつつ注文した。
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運ばれてきた「豚玉ねぎ焼」には、当然、豚バラ、玉子に
青ねぎが盛り付けられていて、その他、小えびに天かす、
きざみ生姜。そして、とろろタップリ!
要するに、キャベツの代わりに青ねぎを使ったタイプのお好み焼。
店員さんが
「よろしければ、ねぎ焼の方は、こちらの醤油タレを塗って
召し上がってください。」
と案内してくれた。
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スプーンで混ぜ合わせて、鉄板の上へ・・・ キャベツと違って、
ねぎの場合、生地がモロくなりがちなので、ひっくり返すときは、
ちょいと慎重にやらないと、こわれちゃう。
アラヨッと!
どう?上手いもんでしょ。
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焼き上がったようなので、醤油タレを塗って、仕上げにかつお節、
青のりをパラパラっと。
小次郎の方も焼き上がり、こっちはソースにマヨネーズ。
う~ん、イイ匂いだねぇ~。いただきま~す!
豚玉ねぎ焼は、甘辛の醤油タレと、ねぎの風味がほど良く合って、
生地はふんわり、とろ~りとした感じ。
キャベツを使って、ソースで食べるより、あっさり軽い味わい。
ウン、おいしい、おいしい。
どれどれ、俺にも一切れ頂戴。おっ!ウマイ!
アネキ。今度はデラックスねぎ焼、頼もうよ!
そうだねぇ~・・・
あ、スミマセ~ン。デラックスねぎ焼2人前ね。
同じメニューを2つ頼む小次郎に、わたしは再び人選ミスを
痛感した。















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