小粋ちゃんBlog

マムシに注意!

2008年7月19日

小次郎(わたしの弟)が、野球の試合に出かけた後、

 

  弁当、忘れた...

 

と情けない声で電話して来た。

しょーがないねぇ!

お母さんが早起きして用意してくれたのに。

 

詳しい場所を確かめて、わたしは小次郎のために、

弁当を持って行ってやることにした。

1時間近く電車に揺られ、バスに乗ること30分。

グランドも見えるが、山も見える。

 

  ヘェ~、のどかな所だねぇ

 

わたしが着いた頃には、試合も終わりかけで、

小次郎は1度も出塁できなかったらしい。

それでも落ち込む様子はなく、ガツガツと弁当を平らげてから、

 

  アネキ、ちょっと近くを歩いてみようぜ。

 

わたしに対する感謝の気持ちからなのか、途中の自販機で

ペットボトルのお茶を買って渡してくれた。

 

  まぁ、こいつにしてみりゃ、上等かな...

 

お茶を飲みながら、傾斜の道を歩く。

誰ともすれ違わない。歩いているのは、わたしたちだけ。

昼間なのに、とても静かだ。

まるで時間が止まっているような気持ちになる。

 mamusi1.JPG

 

  ああ、こんな傾斜の場所にも田んぼがあるんだ。

  こんな所で田植えするの、大変だろうな。

 

  作る人がいるから、食べることができるんだよね。

  食べ物に感謝しなさいってことは、こういう事

  でもあるんだな。

 

物音ひとつしない空間の中で、わたしはそんな事を思っていた。

 

と、ガサッ、ガサッという音が、わたしの左側から

聞こえて来た。

見ると小次郎が落ちていた小枝で、

草むらを突付いている。

 

  アンタ、何してんの?

 

  へへッ・・・コレコレ。

 

mamusi2.JPG

小次郎が足元を指差した。見てみると、

「マムシに注意」と書かれた立て札がある。

 

  マ・ム・シ?

  マムシって、アノ・・・毒ヘビ?

 

   ・・・・・

 

  だーッッ!!

  バカ!小次郎!

  そんなことしてホントに出てきたら

  どうすんのさっ!

 

つい先ほどまでの、静粛なわたしは一気にフッ飛び、

その場を走り去ったのでした・・・。