弟の小次郎は、何かとわたしに喧嘩を売ってくる。
売られた喧嘩は買わなくちゃ、下町っ子の名がすたる。
今日も小次郎は、自分の不注意でソースをシャツに
つけたのに、わたしのせいにして来た。
たこ焼を焼いていたお母さんが、言い合いをしている
わたしたちの間に入って、
小粋、アンタはお姉さんなんだから、
もう少し小次郎の面倒を見てあげなきゃ。
だって・・・
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小次郎、お前もおかしな言いがかりを
つけるんじゃないよ。
それに小粋。ちょっとぐらい腹が立ったって
汚れたシャツを洗ってやるくらいの心の広さ
を持たなくちゃ。
そんなぁ・・・
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いいかい。この「たこ焼」をごらん。
外は丸く、芯は熱く、列を乱さず、
常に人様から好意の目で迎えられるような、
そんな人間になるんだよ。小粋。
あい・・・
それにしても・・・ 「たこ焼」を使って説教するなんて・・・
お母さんって、やっぱりスゴイ・・・?















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