朝、店の玄関先を掃除していたら、
一匹のバッタを見つけた。
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バッタ?・・・いや、イナゴ?
まぁ、どちらにしても、ブロックの上に
止まったまま、じっとして動かない。
何か考え込んでいるようにも見える。
バッタは鳴かないけれど、この季節は
スズムシ、コオロギなど、わたし達の耳に
快い音色をもたらしてくれる。
道路を行き交う自動車の音と違って、
秋の虫たちの音色は耳に障らない。
ずっと聞いていても飽きない。
そう・・・
こうしている今も、リリリ・・・コロコロ・・・と
秋の虫たちが鳴いている。
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もう間もなくしたら、この音色も聞けなく
なっちゃうね。また来年の秋もよろしくね。
そんなことを思いながら、しばらくの間、
わたしは箒を手にしたまま、ぼ~~っ
としていた。
やがてバッタは、ブロック塀によじ登り・・・
ぴょーん!!
と跳ねて、何処かへ行ってしまった。















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