小粋ちゃんBlog

和紙のアート◇カズの作品

2008年10月20日

    小粋!来てくれたの!

 

友だちの“カズ”が迎えてくれた。

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ここは小さな美術館。

和紙を使った手作りの「照明」作品展が開催され、

カズの作品が出展されるので出掛けることにした。

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わたしが、こういう所で、こういう物を観てきた。

と言うと、たいていの人は狐につままれたような顔を

する。

わたしとアートが、あまりにもかけ離れ過ぎていると

いう、まぁ、意外性と言うか、ミスマッチと言うか・・・

 

されはさておき、以前、カズが、

 

    小粋はすごいね。

    自分でもんじゃやお好み焼のレシピを考えて、

    自分で上手に作ってお客さんに喜んで

    もらってるから。

 

と、妙にしんみりとした口調で言うので、

 

    いやぁ、そんな・・・

    全部、自分ひとりでやってる

    ワケじゃないしぃ・・・

 

ちょっと照れながら、わたしが答えると、

 

    わたしも何でもいいから、

    自分で考えて、自分で何か作ってみたい。

    そして人に喜んでもらいたい!

 

どちらかと言うと、のんびりタイプのカズが、

力を込めて言うから、わたしは戸惑いながら、

 

    どした?カズ・・・ドシタの?

 

と問い掛けると、

 

    わたし、昔から飽きっぽくて・・・

    何やっても長続きしなくて・・・

    みんなから呆れられてばかりだった・・・

 

わたしは、カズの目をまっすぐに見ながら、

 

    カズのお父さんは、襖や障子を扱う職人さん

    だよね。

    カズにも職人の血が流れてるんだから、

    お父さんに話して、襖をひとつ作ってみるとか・・・

    手近なところから始めるとイイよ。

 

 

そんな会話をしたことがあった。

あれから、もう1年は過ぎている。

 

そして、カズから、今回の展示会の話を

聞いたのだった。

 

襖や障子には和紙を使うから、カズは和紙で何かを

作ろうと頑張ったんだね・・・

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時代劇で見かける照明器具・行灯(あんどん)が、

時代を超えて、伝統を継承した作品、

斬新でモダンな作品が展示されている。

和紙の持つ柔らかさや美しさを活かしながら、

何人もの人たちの手作り作品が幻想的な灯りを

放っている。

 

 

そして、カズの作品。

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草むらをイメージして、草の先にトンボが止まっている。

質感の異なる和紙を組み合わせて作った作品。

一生懸命さが伝わる。

 

    これだけのものを創るのに、どれだけの

    時間が掛かったんだろう?

 

    どれだけ神経を集中させなくちゃ

    いけないんだろう?

 

さらに、わたしは自分自身に問い掛けた。

 

    どうすれば自分で納得の行くものが

    できるんだろう?

 

    どうすれば人に感動を与えるものが

    できるんだろう?

 

わたしは、カズの作品の前で立ち止まり、

幻想的な灯りをジッと見つめていた。

 

 

帰り際に、わたしはカズに、

 

    すごいよ!カズ。

    わたし、感動した!

    お世辞じゃなく、ホントだよ!

 

カズの両肩を抱きながら叫ぶように言った。