デゴイチを見に行こうっ!!
日曜の朝、小次郎が大きな声をあげた。
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デゴイチ・・・?
何それ?イチゴのお菓子なの?
わたしが聞くと、小次郎はさらに大きな声で、
違うよ!
D51・・・SLだよっ!
と言う。
S?・・・ L・・・?
わたしはMサイズがイイよ。
バカだなぁ、アネキは。
SLってのは、蒸気機関車のことだろ!
D51ってのはサァ、SLの代名詞だよっ!
知らないもんは、知らないよ!
アンタにバカ呼ばわりされる覚えはないね。
と、口喧嘩の末、結局、わたしは小次郎につき合う
ことになった。
40分ほど電車に乗って、駅からバスで30分。
バスを降りると、すぐ目の前が公園になっている。
この公園内に、小次郎が目当ての「デゴイチ」が
展示されているらしい。
うわぁぁぁーーーっ!
すごい、すごい!!
小次郎は、すっかり興奮してデゴイチに向かって
駆け出していく。
また始まったよ・・・
小次郎は、このテの乗り物に強い興味を示す。
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イイなぁ~、この車輪!
何とも言えない品格があるよな!
とか言いながら、デゴイチの周りをぐるぐる駆け
回っていく。
そうかと思えば、今度はスタスタと運転席の
中へ入って、
やぁ!こいつはすごいっ!
このメーター、シンプルでイイよな!
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と、あちらこちらを手で触りまくっている。
へぇー、運転席からはこんなふうに
前が見えるんだ!思ったより視界が
悪いんだな。
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わたしは、そろそろ帰って、店の仕事を
手伝わなくちゃいけないので、
小次郎。もう充分でしょ?
さぁ、電車から出なさいよ。
と言うと、
電車じゃないよ、機関車だよ!
コ・レ・は!!
と、ヘンなところに言い掛かりをつけてきた。
わたしは、ムカッ!ときて、
また見に来たらいいでしょ!
帰るよっ!
と、小次郎の腕をつかんで電車・・・いや、機関車の
中から引っぱり出した。
それにしても・・・
と、帰りのバスに揺られながら、
なんで、コイツにつき合わされなきゃ
いけないんだろう?
わたしは、しばらく自問自答していた。















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