小粋ちゃんBlog

「いつもの」お客さん・前編

2009年4月 7日

ウチのお店の常連さんで、毎回、必ず

同じメニューを注文するお客さんがいます。

まず、生ビール。

そして必ずおつまみにソーセージ。

w_s.JPG

ソーセージ1皿で、必ず生ビールを2杯飲みます。

 

 

このお客さんは、年齢が50歳前後、ちょっと太めで、

穏やかな顔立ちのおじさんです。

ウチの近所に勤め先があるそうで、

週に1度、7時ぐらいにウチに来てくださいます。

そして、来てくれる時はいつも、勤め先の

後輩にあたる 40歳ぐらいの男の人といっしょです。

お二人ともスーツにネクタイ姿ですが、

気さくなお客さんで、わたしもすっかり馴染みになって、

冗談を言い合うようになりました。

 

 

この日も、お二人で来てくださり、

やっぱりソーセージの注文をいただきました。

もう一人の40歳ぐらいの男の人は、

イカバターだったり、ホルモン焼だったりと、

その時々で注文が変わりますが、

判で押したように、ソーセージと生ビール2杯の

お客さんに、わたしは前々から思っていたことを

尋ねてみました。

 

    あの・・・

    どうしていつもソーセージなんですか?

 

するとお客さんは、

 

    ビールにはソーセージ!!

    これに限るよ。ウン!

 

と、自信たっぷりに答える。

 

    でも、たまには他の料理を

    食べてみようと思わないんですか?

 

わたしが再び尋ねると、

 

    思わないんだなぁ、コレが!

    ビールの時は、ソーセージ以外に

    考えられないよ。

 

と明快な回答。

 

 

そこで、わたしはさらに突っ込んで、

 

    それじゃ、チューハイとか、日本酒の時には、

    やっぱり決まったおつまみを食べるんですか?

 

と聞くと、お客さんはハデに手を振って、

 

    飲まないよ、チューハイも日本酒も。

    オレが好きなのは、ビールと小粋ちゃん

    だけだよ。

    ワッハッハッハッハ!!

 

と、豪快に笑いながら答えた。

 

わたしは、頬を引きつらせないように努めながら、

愛想笑いをする。

 

 

そこへ、もう一人の40歳ぐらいのお客さんが、

ソーセージと生ビールのお客さんを指差して、

こう言った。

 

    彼はさぁ、小粋ちゃん。

    ここのお店だけじゃないんだよ。

    昼休みに行くそば屋では、一年通して

    「たぬき」しか頼まないし、別の定食屋では

    「サバの味噌煮定食」しか食わないんだ。

 

 

    ええーーーっ!そうなんですかぁ?

 

 

    だからさぁ、小粋ちゃん。

    知ってるだろ?彼がこの後、何を注文するか。

 

 

そう。

40歳ぐらいのお客さんが言う通り、わたしは、

このソーセージと生ビールのお客さんの

次の注文を知っている!

 

・・・と、長くなってきたから、つづきは明日ね☆