ああ~、飲んだなぁ~。
じゃ、小粋ちゃん、いつもの作ってよ。
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と、言うわけで昨日のつづきですが・・・。
ソーセージと生ビールのお客さんは、ウチの店で
飲んだ後、シメには必ず「豚玉焼そば」を注文します。
そう言えば、ウチのもんじゃを一度も食べたこと
ないんじゃない?このお客さん・・・。
まぁ、ウチのお父さんも、
飲んだ後は、ラーメンとか、そばのような
麺類が食べたくなるんだよな。
と、よく言いますから、焼そばもアリかも
知れませんが、
焼そばでも、豚玉だけじゃないんだから。
ホラ、いか入り、えび入り、豚キムチってのも
あるんだよ。
いいから、一度試しに食べてごらんよ。
わたしは、このお客さんから「豚玉焼そば」の注文を
受けるたびに、胸の内で、お客さんへ説得しています。
で、また・・・必ずわたしが、焼そばを作ることに
なるんです。
やっぱり、小粋ちゃんの焼そばは最高だよ!
この焼そばのプリッとした歯ごたえは、
小粋ちゃんが焼いてくれなきゃ味わえないよ。
と、おいしそうに食べてくださるのは嬉しいですが・・・。
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このお客さんが、焼そばを食べるパターンも
一貫しています。
まず前半は、普通に食べていますが、
半ばにさしかかると目玉焼きの白身だけを
食べて、まるい黄身だけを残します。
そして、おもむろにお箸で“ちょん”と黄身を壊して、
たら~っと流れる卵黄を、麺にからめて、
ズズズズッとすすり込みます。
うまい!
この黄身のからんだ焼そばを食べる時が、
一番幸せなんだよ。
なんて言いながら、食べ進み、キレイに
平らげてくださいます。
じゃ、ごちそうさん。
帰り際、いっしょだった40歳ぐらいのお客さんが、
わたしに小声でこう言いました。
小粋ちゃん、
ホントのこと、教えてやるよ。
彼が、どこの店に行っても、同じものばかり
注文する理由を・・・。
彼はさぁ、行く店々で、
「いつものね」
「いつもの頼む」
って感じで、とにかく「いつもの」を言いたがるんだよ。
本人には内緒だよ。
それを聞いて、わたしはしばらくの間、口を
ぽか~んと空けたままの状態でした。
そ・・・、それだけかい!?















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