昭和の香りが漂う、静かな町並。
![]()
全国にある、特定の「伝統的建造物」を保存する
ために、そこの町並を、そのままの状態で保つ
活動が行なわれていますね。
今でも、こういう所ってあるんだなぁ。
わたしは、その日、弟の小次郎といっしょに、
そんな保存地区の町並を散策してみました。
![]()
ホントは、小次郎ではなく、気の合った友だちと
歩きたかったけれど、あいにく、友だちの都合が
つかなくて、独りでぶらぶら歩くのもどうかと思い、
ヒマそうにしていた小次郎に声を掛けたら、
意外に喜んでついて来ちゃいました。
この町並は、都心からそれほど離れている
所ではなく、狭い道を行き交っていく車も多い。
もちろん、この町に並ぶ家々に、それぞれの
家族が暮らしています。
自動車の代わりに、馬や駕籠が乗り物だった
時代は、多くの旅人が通った街道だったそうで、
そう言われると、大きな商家らしい建物も
少なくないようで、この辺りが商業地だったことを
偲ばせる。
ウン、そう!
今日のわたしは感性が高くなっている☆
日頃、お店の中を駆けずり回って、バタバタしている
ことが多いから、こういう落ち着いた町並を歩くことで、
気持ちが癒されて行くんだ。
なのに・・・
さっきから小次郎が昔風のポストを見つけて
はしゃいだり、電柱に貼られたレトロなポスターを
見て大声で笑ったり・・・
あぁ、しっとりとした風情が、小次郎のせいで
壊されて行く・・・
ちょっと小次郎。
恥ずかしいから大声出して、
チョロチョロするのやめてくれない!
わたしは次第に後悔して、
やっぱり、独りで来た方が良かったかなぁ・・・
と言う思いが濃くなってきた。
そんなわたしの思いも知らずに、小次郎が言う。
歩き回って、お腹空いたなぁ。
アネキ!
今日は付き合ってやったんだから、
この辺で何か食べさせてよ。
付き合ってやっただぁ?
ナニ言ってんだよ、コノッ!
と言い返したかったけれど、わたしも小腹が
空いてきた。
仕方がないので、しばらく歩いた所で喫茶店を
見つけたから、そこに入ることにした。
この喫茶店もレトロな雰囲気で、コーヒーとトーストを
注文したら、出てきたトーストが、思ったより分厚くて、
ちょっと得した気分になりました。
![]()
ま、ソレと同時に、わたしの感性の高まりも消え、
いつも通りになったんですが・・・。















コメントする