小粋ちゃんBlog

青春のえびもんじゃ

2009年5月 1日

    えびもんじゃ・・・ください。

 

ebi_mon1.JPG

高校生のカップルから注文を受けた。

多分、同じ高校だと思うけれど、男のコも、

女のコも制服姿だった。

 

 

    ハァ~、いいねぇ~。

    わたしも、あんなふうに、

    ふたりで顔を合わせながら、

    ひとつのもんじゃを仲よく食べたいなぁ・・・。

 

なんて思いながら、えびもんじゃを用意して、

ふたりの席へ運んで行った。

 

 

 

    ・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

どうやら、ふたりとも初めてのもんじゃらしく、

運ばれたドンブリをジッと見つめたまま、動かない。

 

    よかったら、作りましょうか?

 

わたしが、さり気なく声を掛けると、

男のコが目を輝かせながら、

 

    あ!お願いします!

 

と、言った。

 

 

わたしは、作り方の説明をしながら、えびもんじゃを

焼いて行った。

 

    ウチのえびは、プリッとしておいしいですよ!

    あまり火を通し過ぎないように、こうして

    具を炒めていってね・・・

    まぁ、たいてい、こんな感じで土手を

    作ってから、そこへタネを流し込むんですよ。

    え?

    ああ、タネってのは、ドンブリに残っているコレよ。

    もんじゃのルーって言った方が分かりやすいかな?

 

ebi_mon2.JPG

ふたりとも、鉄板から目を離さずに、

 

    うわぁ~

 

とか、

 

    ふぅん

 

とか、

 

    おお~~っ

 

とか言っている。

 

 

    ハイ、出来上がり。

    小皿にのっている「はがし」を使って

    食べてください。

 

わたしが、仕上げに軽く青のりを振りながら、

ふたりに言うと、今度は、はがしを指先でつまみながら、

モジモジしている。

 

 

    そっか・・・、

    ちょっと貸してみて。

 

わたしは、女のコのはがしを借りて、

 

    こうしてね。

    もんじゃを押さえつけるようにして・・・。

    ちょんと手前に、引き寄せるようにして・・・。

    ほらね!

 

わたしは、そのはがしを女のコに渡してあげた。

 

 

    じゃあ、ごゆっくり!

    ちょっと火を弱くしておくから。

 

そう言って、火加減を調整してから、

わたしは奥へ引っ込もうとしたら、

 

    ありがとうございます☆

 

声を揃えて、ふたりがお礼を言ってくれたのには、

ちょっと照れましたね。

 

ebi_mon3.JPG

楽しそうに話しながら、慣れない手つきで、

はがしを使って食べているふたりの姿が、

とても新鮮に映りました。

 

 

    もんじゃを食べようって言い出したのは、

    どっちの方からなのかなぁ?

 

 

その後も度々、ふたりでウチの店に来てくれる

ようになりました。

そして、えびもんじゃをよく注文してくれるから、

ふたりのお気に入りになったみたいです。