えびもんじゃ・・・ください。
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高校生のカップルから注文を受けた。
多分、同じ高校だと思うけれど、男のコも、
女のコも制服姿だった。
ハァ~、いいねぇ~。
わたしも、あんなふうに、
ふたりで顔を合わせながら、
ひとつのもんじゃを仲よく食べたいなぁ・・・。
なんて思いながら、えびもんじゃを用意して、
ふたりの席へ運んで行った。
・・・・・・・・・・・・・・・
どうやら、ふたりとも初めてのもんじゃらしく、
運ばれたドンブリをジッと見つめたまま、動かない。
よかったら、作りましょうか?
わたしが、さり気なく声を掛けると、
男のコが目を輝かせながら、
あ!お願いします!
と、言った。
わたしは、作り方の説明をしながら、えびもんじゃを
焼いて行った。
ウチのえびは、プリッとしておいしいですよ!
あまり火を通し過ぎないように、こうして
具を炒めていってね・・・
まぁ、たいてい、こんな感じで土手を
作ってから、そこへタネを流し込むんですよ。
え?
ああ、タネってのは、ドンブリに残っているコレよ。
もんじゃのルーって言った方が分かりやすいかな?
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ふたりとも、鉄板から目を離さずに、
うわぁ~
とか、
ふぅん
とか、
おお~~っ
とか言っている。
ハイ、出来上がり。
小皿にのっている「はがし」を使って
食べてください。
わたしが、仕上げに軽く青のりを振りながら、
ふたりに言うと、今度は、はがしを指先でつまみながら、
モジモジしている。
そっか・・・、
ちょっと貸してみて。
わたしは、女のコのはがしを借りて、
こうしてね。
もんじゃを押さえつけるようにして・・・。
ちょんと手前に、引き寄せるようにして・・・。
ほらね!
わたしは、そのはがしを女のコに渡してあげた。
じゃあ、ごゆっくり!
ちょっと火を弱くしておくから。
そう言って、火加減を調整してから、
わたしは奥へ引っ込もうとしたら、
ありがとうございます☆
声を揃えて、ふたりがお礼を言ってくれたのには、
ちょっと照れましたね。
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楽しそうに話しながら、慣れない手つきで、
はがしを使って食べているふたりの姿が、
とても新鮮に映りました。
もんじゃを食べようって言い出したのは、
どっちの方からなのかなぁ?
その後も度々、ふたりでウチの店に来てくれる
ようになりました。
そして、えびもんじゃをよく注文してくれるから、
ふたりのお気に入りになったみたいです。















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