世の中、突然の幸運に恵まれることもあるもんで・・・
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「多磨祥」と言えば、この辺りじゃ、有名な日本料亭。
わたしが行けるようなところじゃありませんが、
ひょんなコトから、ここでお昼をいただくことに
なりまして・・・。
先日、近所の商店街の福引で、お母さんが
大当たりを出し、
「多磨祥・御食事券2万円也」
と言うのをウチへ持ってきた。
あそこは、お昼でも1人前8,000円はするぜ。
と、お父さんが言い、お母さんも、
そうだろうねぇ。
そうかと言って、家族みんなで食事に
出掛けるには、贅沢が過ぎるし・・・。
いっそのこと、お父さんとお母さんの
ふたりで、ゆっくり食事に出かけて
もらいましょうか。
と言った。
そこへおじいちゃんが、
なぁに、俺には不釣合いのところだ。
どうだい?
ウチの女衆3人で出掛けてきなョ。
毎日、家事をこなしてくれているんだ。
たまには、外で旨いもん食べに
行ってきな。
と、気風よく言ってくれた。
おかげで、おばあちゃん、お母さん、わたしの
3人で、風雅な門を潜り、格式のある座敷に
通されました。
小次郎が知ったら、怒るだろうから、
内緒だよ。
お母さんに耳打ちされるまでもなく、わたしは、
小次郎に悟られまいと心を決めていた。
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さて、夏にふさわしいお料理の数々。
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鱧のしゃぶしゃぶも登場。
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こちらは素焼きのアマゴ、山菜のあんかけ。
何だか、わたしたち3人だけでいただくのは、
申し訳ないね。
お母さんが、しんみりとした口調で言うと、
おばあちゃんが、
そうだねぇ。近いうちに、
ウチの男衆には、飛び切りのご馳走を
作って食べさせてあげようね。
と言った。
その時は、わたしも手伝うから。
それに、おじいちゃんの粋な計らいに
感謝しなくちゃね。
わたしは、そう言って、おいしいお料理をいただけた
ことより、この家族のひとりであることに幸せを感じた。
帰りに、ここの庭の小さな池を見ると、
わたしたちを見送ってくれるように、スイレンが
一輪だけ咲いていました。
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「わたしは、そう言って、おいしいお料理をいただけたことより、この家族のひとりであることに幸せを感じた」
素晴らしい言葉ですね。
幸せな家族ですね、ご両親、祖父母の愛を囲まれて、一緒に働いて生活を送って、世の中この以上の幸せがないと思うね。
taiyoukasaさん、またまたコメント、
ありがとうございます。
叱られたり、言い争ったりすること
もありますが、やっぱり家族って
イイもんですよね☆