アネキ、あそこの公園にいるアライグマ、
見てきたかい?オレはもう見てきたぜ。
![]()
小次郎が言う公園とは、ウチから歩いて
行ける距離で、最近、園内でアライグマを
飼育することになったと、新聞でも紹介されて
いました。
時間があるんだったら、
いっしょに見に行かないか?
そう小次郎に言われて、わたしは行ってみる
ことにした。
この公園では、以前、タヌキを飼っていましたが、
何年か前に死んでしまい、飼育施設だけが
そのまま残された状態でした。
今回、アライグマが町で捕獲され、ここに移されたと
新聞の記事にありました。
アライグマは、せんべいのようなエサを無心に
食べています。
時々、両手をこすり合わせる仕草が
とても可愛らしく、手をこすり合わせては食べ、
食べては手をこすり合わせるという動作を
続けていました。
そこで、アライグマは何を思ったのか、
ふと立ち上がり、こちらを見上げ、
わたしと目が合いました。
![]()
目が合ったとたんに、
ぐぅ~・・・
わたしのお腹が鳴りました・・・。
ひたすらエサを食べているアライグマを
見ていたせいか、わたしのお腹も食べ物を
おねだりしてきたようです。
この近くに旨いラーメン屋があるんだけど・・・
オレ、財布忘れちゃったんで、
アネキ、頼む!!
間髪入れずに小次郎が言ってきました。
・・・・・・・・・・・・・・・。
小次郎は、アライグマをエサにして、ラーメンが
食べたかったような気がしてならない。
そして・・・
わたしは小次郎のエサにされたような気がしてならない。
ま、いいか。
気を取り直して、わたしは小次郎が案内する
ラーメン屋の前に行きました。
そのラーメン屋は、とても古い時代の店構えで、
暖簾が“だらん”と力無くたれていました。
ホントにおいしいの?
わたしは、中に入る前に、小次郎に問いただした。
穴場なんだよ、ここは。
マジ旨だって!
自信たっぷりの小次郎は、ガラガラっと入口の戸を
開けて入っていきます。
そこで出てきたラーメンがこちら。
![]()
しょうゆスープで縮れ麺。
ちょっと大きめのチャーシューに海苔、
そしてメンマにきざみねぎ。
食べてみると確かにおいしいです!
海苔に隠れていましたが、とろとろの
半熟玉子もウレシイ!
![]()
鶏ガラだしの効いた、あっさりしょうゆ味のスープと、
シコシコの麺。
純・正統派!!
って感じのラーメンでした。
帰りに、もう一度アライグマを見に行くと・・・
![]()
まだエサを食べてました。
















コメントする